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情報コーナー

●長野式研究会・尚古堂便り
Vol.4 講 座 報 告 (2)
‘基礎講座’のモデル & 「肩グウ」「築賓」での著効例
‘女性のための実技講座’から

◇‘基礎講座’のモデル & 「肩グウ」「築賓」での著効例

‘基礎講座’では、初めに講義を行った後に、その日のテーマにあった方をモデルにして、治療実技を行います。
 それ程古く頑固なバックグラウンドもなく、免疫力のまだそれ程低下していない若い方で、典型的なタイプの実技モデルがでて下さると、非常に治療し易く、その場で、所見や愁訴を速やかに改善でき、参加者も、「ホー…」、「スゴーイ!」などの感嘆の言葉が思わず出て、「長野式治療法」・「キー子スタイル」の魅力の虜となり、以後、この治療法を続けようとなります。
(複雑なバックグラウンドがあると、問診も大変ですし、治療手順も悩むことになり、効果がイマイチ…ということになります。この実技で、これから「長野式治療法」・「キー子スタイル」を受け入れてくれるかが決まるので、いつもドキドキもので、モデルに向かいます)
9月9日(日)‘第5回:基礎講座’《京都会場》で、実技モデルになった方が、嬉しいほどの、典型的なパターンでした。
そのご報告をします。
‘基礎講座’も5回となると、処置法は新しくても、使用する経穴は、今までにどこかで触れたものがほとんどとなり、また、実際に、講義した愁訴や病気を持っている方が出ていただけると有難いのですが、講座の内容も特殊な疾患になってきますので、テーマに即したモデルが出られることは、少なくなってきます。
 今回は、顔面神経麻痺の項目があり、この処置に対する経穴の刺鍼は、初めてのことですので、全てを刺鍼して見せなければなりません。
 顔面神経麻痺の参加者はいらっしゃらないので、刺鍼方法を示すために顔だけを貸して頂けるモデルを募集しました。
 参加者を見渡して、最初に目が合った23歳の女性に、モデルとなって頂きました。
 (決して、若い女性だからお願いしたのではありません…)
 顔面神経麻痺の刺鍼やマッサージ、注意点や等を実演した後、彼女がアトピー性皮膚炎に罹患していたので、ちょうど、解毒処置(蕁麻疹処置)も今回のテーマであり、「肩グウ」「築賓」を使用できるのではと思い、服の上から所見を取りました。
(お顔を拝借…、ということでモデルになって頂いたので、肌を曝すことをしませんでした。以後、図がありませんので、ご自身で、所見を想像してお読み下さい)
 参加者に、「皮膚疾患は、オ血と「肝」をよく診るように…」と話しながら所見を取ると、オ血と「肝実」が陽性でした。
 「皮膚疾患は、甘い物が非常に関係があります…」と言って、甘い物の診断点の「右関門」の所見を取ると陽性。(本人も、甘い物好きを自認していました)
 最初、左足首の近くに居た参加者に「左中封」を押圧するように頼みました。
 「左大巨」の圧痛改善が、思わしくなかったので少し位置を変えるように伝えましたが、「左尺沢」を加えても、著明な変化はありません。
 これが、第1回の‘基礎講座’でしたら、オ血がテーマの一つですので、「左大巨」の所見が改善するまで、しつこく取穴を繰り返します。
 (この手技が、「キー子スタイル」の真髄です)
 でも、今回は「肩グウ」「築賓」があるので、これを使用しました。
 「築賓」の近くに居た、再受講されているベテランの方に、「築賓」の取穴を頼みました。
 これにより、オ血の所見が改善しました。
 (まだ、指鍼で、押圧のみです)
 「築賓」は、解毒穴ですので、オ血を体内毒と見なすと、「肩グウ」「築賓」の使用が不可欠の患者さんの場合、「築賓」がオ血の治療に使用できることが、臨床でしばしば経験してきました。
 「右関門」・「肝実」の反応も軽減しており、「肩グウ」を加えると、ほとんど、所見が消失しました。
 ちょうど、オ血ラインに入っています。オ血が改善して、「右関門」・「肝実」も改善したのでしょう。また、「築賓」は、腎経の経穴ですが、「肝」の役目も担っています(解毒の経穴ですものネ)。
「肝実」はもちろん、オ血は「肝」に関係が大いにあります。
 足先に触れると、冷房が効いているとはいえ、若いのにとても冷たいです。
 足の冷えの原因の一つに、ソケイ部の固さがあります。血流を少し妨げるのでしょう。
 ソケイ部が固いと、大腿内側部も固くなることが多いです。
 ソケイ部と大腿内側部の所見を取ると、ソケイ部は両側ともに圧痛有り。大腿内側部は、右側は、脾・肝・腎経全てに圧痛が診られ、左側は、肝経のみに圧痛がありました。
 再度、「築賓」を押圧すると、ソケイ部の圧痛は消失(∵「築賓」は、八難処置の経穴の一つで、ソケイ部の圧痛を改善させます)。
 右側の大腿部も、肝・腎経は改善するのではと思いつつ所見を取ると、消失していました(前述のように、「築賓」は、腎経でありながら「肝」の役目も担っています)。
 それにつられて、脾経の圧痛も消失していました。
 恐らく、ソケイ部の圧痛が改善したことにも関係があるかと思います。
 左側の肝経も、もちろん消失していました。
 「肩グウ」「築賓」に刺鍼をしてチェックすると、今回取った所見は全て消失していました。
 この女性は、小さい頃からアトピー性皮膚炎だったそうです。
 「肩グウ」「築賓」が非常に効果があったことが分かる気がします。
 服を(ただし、非常に薄い服を1枚)着ていたので、関係のある所見だけをサッと診ただけでしたが、恐らく、副腎の反応もあったのではと思います。
 そんな時には、「肩グウ」「築賓」に「兪府」を加えれば、副腎処置も兼ねることになります。
 時間切れと、本来、顔だけの約束でしたので、他に所見が取れませんでしたが、お姉さんがアトピー性皮膚炎だったそうです。
 遺伝的体質で、「膏肓」にも反応が、また、T11付近にも反応があり、治療が必要になったかと思います。
 素足で、上半身は、下着の上に薄いブラウスを1枚、身に着けているだけです。
若いから大丈夫なのかも知れませんが、でも、冷えは着実に進んでいきます。
次回の‘基礎講座’には、必ず、冷やさない服装で参加されることを、強く訴えました。

「肩グウ」「築賓」のデトックス処置。凄い効果が有るでしょう!!
(このHPの「以鍼伝心」→「以鍼伝心」のページ、「肩グウ・築賓の時代」を参照下さい)


◇‘女性のための実技講座’から

 7月29日(日)、久しぶりに、‘女性のための実技講座’を開講しました。
‘実技講座’にも何度も参加されているベテランの方と、「長野式治療法」「キー子スタイル」を始められてから間もない方が半々ほどでした。
‘女性のための…’でしたが、男性の精神科医のN先生が、是非、「長野式治療法」「キー子スタイル」を学びたいとのことで、参加者の許可を得まして、モデルとなり実技を体験され、また、治療を見学されました。
ちょうど、大ベテランのKさんが、午後は用事があるので、午前中だけ参加したいとのことでしたので、午前中に、KさんにN先生の治療を任せ、午後は、Nせんせいは、色々と質問されたり、実際に所見などをチェックしながら、個々の実技治療を見学されました。
N先生は、長野先生の著書も購入され、鍼灸について学ばれています。
ドクターが、「長野式治療法」「キー子スタイル」に関心を持たれ、その治療法に期待を寄せていられます。
我々も、うかうかしていられません。

村上 裕彦 2007年09月




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