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情報コーナー

●長野式研究会・尚古堂便り
Vol.48

◆‘プレ実技講座’・‘実技講座’・‘臨床応用講座’の現況

‘プレ実技講座’

以前は、‘基礎講座’が終了すると、次は、‘実技講座’でしたが、学生さんや「長野式治療法」に始めて触れた方から、‘基礎講座’が終了して、すぐに‘実技講座’では、ちょっと厳しい…と言う声が出るようになりました。
そこで、ご要望にお応えして、取穴の方法や、頻用される処置法の取穴と実際の臨床での使い方、それに、それらに関連した治療や適応症、効果などを学ぶ‘プレ実技講座’を開講しました。
私としては、なるべく多くの内容をお伝えしたい、あるいは、一つでも経穴や処置法を学んで頂きたいとの想いから、ビッシリお伝えした…と思っていました。
しかし、今までも、内容が多すぎる…との声がありましたが、2012年度の‘プレ実技講座’受講者からは、内容が多すぎる…と言うだけではなく、2回に分けて欲しい…というご要望が少なからずアンケートに書かれていました。
参加者の皆さんは、お忙しい中、熱心に受講されていますので、良かれと思い、少しでも多く教えなければならないと思って、逆に、ご負担になってしまったようなところがあったようです。

 今年度は、‘プレ実技講座’を‘前期’と‘後期’の2回に分けて、第1回目は、使用頻度の高い処置法を中心に、実際の治療もしてもらい、第2回目は、残りの重要な経穴や処置法を学んでいくような‘プレ実技講座’にしたいと考えています。
 このようなご要望は、「長野式治療法」を、少しでも、確実に自分のものにしたい…という皆さんの熱意かと思います。

 私の講座は、皆さんからのご要望に添って、出来ることをしてきました。
 最初に‘基礎講座’が始まったのも、‘人生を決めた「帯脉」’という原稿を『医道の日本』誌に投稿したことにより、多くの皆さんから質問や問い合わせがあり、治療にも支障が出てくるようになり、それならば、皆さんに集まって頂いてお話しした方が良い…とのことでした。
 まさか、その集まりが、この様に広がってくるとは、思ってもみませんでした。
 そして、受講者の皆さんから「それ程、村上が長野潔先生・松本岐子先生が凄い…というのなら、一度、両先生の治療を見てみたい…」というご要望から、『長野潔先生・松本岐子先生ジョイント講演会』が始まり、長野先生のお亡くなりになった後、松本先生単独のセミナーに引き継がれたという経緯もあります。

 皆さんから、育てて頂いてここまで来た…ということでしょう。
 有り難い事です。
 これからも、ご要望、ご意見などがございましたら、ご遠慮なくお話し下さい。
 できる限り、お声を反映したいと思います。


‘実技講座’

‘実技講座は、‘基礎講座’(&‘臨時:基礎講座’)を終了された方が、二人一組となり、お互いが実際に治療し合う‘臨床実践講座’とも言える講座です。
先に、参加者の皆さんから私に予診票を送付して頂き、当日、パートナーとなった方にその予診票を渡し、その予診票をもとに、更に必要な問診をしたり、そこから導き出される必要な所見を推測し、腹診・背候診・「火穴」診断、あるいは、脉診などを行い、そこから、‘治療方針’を立て、それを基に、治療を行い、所見を改善、あるいは、消失させ、それによって、主訴や随伴症状が改善していくかを、体験して頂きます。
最後に、全体の治療を通しての考察や反省などを書いて頂き、全体的な流れを会得して頂きます。
通常の実際の治療と同じことを同じです。
原則として、まず、施術者となられた方の治療方針を優先しますが、‘基礎講座’を一度受講しただけでは難しいこともありますので、疑問や質問にお答えしながら、折に触れ、アドバイスをしたり、取穴の位置や方法などの確認を指導したりしながら、治療の補助をベースにして進めていきます。

‘基礎講座’の講座中に、実技モデルを募って講座内容を実地に応用し治療しますが、その時に、1本の鍼でいくつもの愁訴や所見が取れるときに、「ホントカナー?」…、何となく疑いの目で見ていた方も、‘実技講座’の参加者となって、自らクロスチェックを行い、サッと愁訴が改善していくのを実感すると、思わず、「オーッ!」という声を漏らします。
また、爪の厚さ1枚程選穴をずらすだけで、圧痛が激減していくのに感激したり、鍼灸治療の素晴らしさと、治療の微妙な感触を実感され、改めて、鍼灸治療への大きな動機付けが生まれてきた参加者も少なからずおられるのではと思われます。

始めて‘実技講座’に参加された方の中には、余りにも所見や既往歴の多い患者さん(になった参加者)を目の前にして、どこから手を付けて良いのか、呆然と立ち尽くす方もおられます。
(参加者には、治療院でお目にかかる実際の患者さん、あるいは、それ以上に大変な症状や愁訴をお持ちの方がおられます。その方を患者さんとして、私が継続して治療したいと思う程です)

私にとりましても、この‘実技講座’は、アドバイスをしながらその場で、愁訴を改善していかなければならないので、緊張とスリルとサスペンスに満ちた講座で有り、私の治療院では余り診られないような愁訴や既往歴のある方もおられるので、私自身も非常に勉強になります。
今回は、特に興味ある愁訴を持たれた方がおられ、別に、その症例をご報告したいと思います。

 お陰様で、‘基礎講座’が盛況で、参加者が非常に増えたために、それに連れ、‘プレ実技講座’・‘実技講座’共に、参加希望者が増えてきました。
 今までは、一人で行っていましたので、6組12人が限度でしたが、経験豊かなスタッフが、2012年度からお手伝い下さり、16名〜18名・8組〜9組が可能となりました。

毎年、繰り返し‘実技講座’のみに参加される方も増えてきました。
‘実技講座’に何度も参加されている方は、次の‘実技講座’までに1年ありますので、着実に治療効果をあげられている…、明らかに腕が上がった!…と思われる方もおられ、嬉しい限りです。
悩みの一つに、「同じ治療法をされている鍼灸院を紹介して欲しい」と依頼されても、この方なら大丈夫!…という方が少なく、折角のチャンスを無駄にしてしまうことが多々ありました。
しかし、繰り返して‘実技講座’を受講される方が増え、そして、患者さんを紹介できる方が少しでも増えていけば…、そして、ネットワークが大きく成長していけば…と願っています。

‘実技講座’では、参加者が書かれたカルテを添削して返送致します。
一枚一枚に、朱を入れていくのは時間もかかり大変ですが、一人一人の治療を思い出しながら、果たしてどのように治療内容をお伝えして良いか、悩みでも有り、楽しくもあります。

現在、何度か‘実技講座’に参加された方に対しての‘ステップアップ実技講座’を始めなくてはならないと考えています(これも、以前からご要望のある講座です)。


‘臨床応用講座’

‘実技講座’で、2人一組で治療をし合っていると、たとえ、非常に興味ある症例、あるいは、日常の臨床でよく目にする症例などは、他のベッドで治療している参加者の方には、それを知ることができません。
‘実技講座’では、毎回、これは他の皆さんに知って欲しいという症例が少なからずあります。
そこで、それらの症例を皆さんに学んで頂きたいと‘臨床応用講座’を開講しています。
‘実技講座’の治療例の中から、「これは!…」という症例を7〜8例を取り上げ、その症例に使用した実際の予診票と、それを基に治療し記入したカルテをテキストとして、色々と解説していきます。
予診票から、必ず確認しなければならない所見のポイント、あるいは、所見から考えられる原因や治療の可能性、何故、その治療法を選択したのか、治療の過程で考えられることや、施術した参加者へのアドバイス等々…、予診票とカルテから、様々に展開していきます。

 ‘臨床応用講座’は、‘基礎講座’などの初級の講座に対し、基礎を深めていく中級の講座と位置づけています。
 ‘実技講座’だけではなく、‘臨床応用講座’にも、毎年参加されるベテランの方もおられます。
 ‘臨床応用講座’の終わった後に、一杯やりながら色々とお話ししたいとも思います。
 (他の講座でも、たまには、くつろいで飲みましょう…、という要望もあります。このような集まりで知り合うと、後々、患者さんを紹介し合ったり、個人的に情報交換などをされる方々もおられます。泊まりがけで開催した「長野潔先生・松本岐子先生 ジョイント講演会」のときは、全国から集まったので、多くの方々が広い交流を持たれ、今でも、それが続いている人もおられます)

 2013年度が始まりました。
 今年度も、興味ある主訴や病歴を持たれた方が参加下さるのか、‘実技講座’を期待と不安を持ちながら‘基礎講座’でお話ししています。

 既に、2月3日、3月3日の2012年度 ‘臨床応用講座’で解説しましたが、非常に興味ある症例が幾つかありました。
 後ほど、その症例をアップしたいと思います。

村上 裕彦 2013年05月




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