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情報コーナー

●長野式研究会・尚古堂便り
Vol.5

◇‘K子母さんの「産科講座」’の前に

10月29日(月)午後1時より、来年2月17日(日)に開講される‘K子母さんの「産科講座」’が始まりました。午後4時頃には、定員に達し、キャンセル待ちとなりました。如何に、この分野に皆さんが興味を持っているかを、痛感いたしました。

「産科講座」のように、皆さんからのご要望をいち早く汲み取り、新しい講座や試みを、どんどん提供していければと思います。そして、故長野潔先生の夢でありました「鍼灸の地位向上」に、少しでも貢献できるために努力したいと思います。

「産科講座」の受け付け最中に、ちょうど、参加申込みのメールに、‘K子母さん’に実際に治療を受けている方から、以下の原稿が書き添えられてきました。
グッドタイミングですので、‘K子母さんの「産科講座」’の前に、皆さんにご披露したいと思います。
(この原稿を書かれた方は、残念ながら、キャンセル待ちとなりました…。
でも、もし参加できなくても、‘K子母さん’から、実地指導が受けられそうです)

現在妻は二人目を妊娠中で妊娠9ヶ月になり、12月に出産予定です。
妻は、妊娠7ヶ月(26週)の時に、痛みはありませんがお腹が張り、子宮頚管が短くなってしまいました。
(26週だと4cmぐらいあるはずが、2.7cmしかありませんでした)
病院では、子宮頚管が2.5cmを切ると即入院なので、2.7cmということもあり
入院を勧められました。
しかし、入院してしまうと点滴になり、鍼灸治療も出来なくなってしまうので、病院の先生とも相談し、週1回の通院と絶対安静という約束で、自宅にて治療することになりました。
‘K子母さん’のアドバイスをもとに、自宅にて毎日治療をしました。
‘K子母さん’には、治療のアドバイスと食事や服装等々のアドバイスを頂きました。
1ヶ月半の間(妊娠8ヶ月の32週まで)1日3回のお灸と、体調に合わせて鍼治療を行ったところ、お腹の張りもおさまり、子宮頚管も伸びてきました。
産婦人科の先生は、「お腹の張りがおさまれば、子宮頚管が伸びることもあるが、薬・点滴も使わずには厳しいかもしれない」とおしゃっていました。
薬・点滴も使わずにお腹の張りもおさまり、子宮頚管も伸びたので、医師は、とても驚かれていました。
以下に、‘K子母さん’に指導して頂いた治療内容を、簡単に書きました。
(※印の部分=村上が、補足しました)

◇下垂していると、子宮頚管も短くなってしまうと言われ、アドバイスをもとに「下垂処置」の経穴に円皮鍼を保定しました。
◇「この状態の時は「三陰交」は使わない方が良い」と言われたので使いませんでした。
◇‘K子母さん’の臨床経験で、「ダン中」と「漏谷」の皮膚が上下に動くところにマグネットを添付すると、お腹の張りがとれてくると言われ、マグネットも使用しました。
◇腹部に張りがなかった時は、「志室」と「膏肓」には、それほど圧痛が無かったのですが、体調が悪くなった時には、そこに、驚く程の強圧痛が診られました。
しかし、毎日施灸をしていると、圧痛も改善してきて、圧痛が消失してくるとお腹の張りも治まり、妻の体調も良さそうでした。
 ※‘膏’は、妊娠1ヶ月、‘肓’は、分娩時に関係があると、岐子先生が言われました。
このことから、「膏肓」を妊娠1ヶ月〜分娩まで使用したら、効果があるのでは…と‘K子母さん’は考えたようです。
「キー子スタイル」…凄いですね。それをもっと広く考える‘K子母さん’。
広く捉えるのは、岐子先生の得意技。
‘K子母さん’も ‘キーコ・スピリット’を受け継いでいますね!
※「膏肓」については、『医道の日本』誌2002年8月号〜2003年5月号の「膏肓考」をご参照下さい。

●「気戸」の圧痛が消失してきた時には、子宮頸官も伸びていました。
※「気戸」は、岐子先生が下垂処置に使用される、最もポピュラーな経穴です。

●「志室」の強圧痛は、‘K子母さん’のアドバイス通り、「魚際」で一番圧痛が取れました。
※岐子先生が、セミナーで披露された治療法です。
深谷流では、「魚際」がインポテンツの経穴として使用されます。
岐子先生は、インポテンツも「志室」の圧痛や硬結も、両方とも「腎虚」の表れたものと考え、「魚際」でインポテンツが改善するのなら、「志室」の圧痛や硬結も改善すると考えました。
臨床に使用してみると、非常に効果があることが実証されました。
広く捉えるのは、岐子先生の得意技! また、出てきました。
「志室」付近に圧痛のある患者さんは、大変多いです。
皆さんも、使用して効果を試してみてください。

○妊娠後期になってくると、子宮が大きくなりって胃を圧迫し、胃がもたれたり、少ししか食べられなくなったり、という症状がでる人がいます。
病院では、「よくあること」と言われて、何もしてもらえずに終わってしまうことが多いようです。妻も、妊娠後期になり、胃がもたれるというので、「心兪」に鍼灸をすると、治療後にゲップが出て、胃がすっきりしたと言っていました。
※これも、松本先生のセミナーで披露された‘心の系(つりお)’に関係しての治療です。
「心兪」が、逆流性食道炎のような消化器疾患に使用されます。

○他に、扁桃処置、臀部付近・仙骨付近の圧痛に施灸…などを加えました。
※脊柱起立筋が緊張すると、安産が難しいそうです。
「長野式治療法」では、脊柱起立筋を緩めるには、‘脊柱起立筋緊張緩和処置’があります。この処置を、もっと広い範囲で使用し、腰を温めると良いそうです。ですから、妊婦さんには、臀部付近・仙骨付近の圧痛に施灸が、とても良いようです。

産婦人科の先生によると、最近では切迫早産で妊娠7ヶ月〜8ヶ月位から入院する人が多いとおしゃっていました。そんな中、‘K子母さん’のアドバイスのおかげで、入院せず、薬も使わずに乗り切れたことにとても感謝しております。
出産まであと少しですが、油断せず第1子同様に、二人目もこのまま安産になるように、ケアしていきたいと思っています。出産には立ち会う予定でいますので、また、陣痛から出産までの治療のご報告ができたらと思っております。

※‘K子母さん’のアドバイスを読んでいると、「キー子スタイル」を自らの治療に合うように再構築して、素晴らしい効果を挙げていることがお分かりかと思います。
また、「屈伸」もこんな風に使用されるとは、故長野潔先生も思ってもみなかったでしょうが、産科にこんなに効果があることを知って、喜んでおられると思います。
子宮頚管を伸ばすことも、鍼灸でできるなんて!!!
それも、「長野式治療法」では、もっともポピュラーな「下垂処置」で!!!

他に、‘K子母さん’には、もっともっと素晴らしい治療法や考え方があります。
この後は、‘K子母さんの「産科講座」’で…。 乞う、ご期待!!!

    鍼灸って、素晴らしい!!!

これを読むと、‘K子母さんの「産科講座」’が益々楽しみになってきます。

村上 裕彦 2007年10月




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